素晴らしい試みが始まりました。スタンフォード大学の工学コースで行われている授業の一部が、ネット上で公開されました。
Stanford Engineering Everywhere
http://see.stanford.edu/default.aspx
・コンピュータサイエンス入門(プログラミング関連)
・人工知能(自然言語処理、機械学習など)
・線形システムと最適化(フーリエ解析など)
私は工学系の大学出身ではないのでよくわからないのですが、おそらく上記は工学系の学生が大学に入学して比較的初期に学ぶ事柄だと思います。しかし内容はスタンフォード品質ですから、きっと良質なものなのではと思います。
授業の様子はYouTubeなど動画で公開されているのに加え、講師の話もすべて文字原稿として書き起こされたものを見ることができます。両方ダウンロードしてiPodで見ることも考慮されたといえる作りになっています。
これはすごいですね。発達障害や視覚障害など多様な障害のために、授業に参加することが難しい学生たちにはもちろん、多くの人々にとって意義のある教育サービスだと思います。
2008年9月6日土曜日
やる気が続かない/集中しすぎて疲れてしまうときには?(「タイマーの活用」編)
長時間の作業を続けていると,途中でつい,やる気がなくなって他のことが気になり,そちらを始めてしまうことがありませんか?ちょっとした気分転換で他の作業をするのはとても良いことです。しかし,気がつくと気分転換のために始めたはずの作業に時間を取られすぎてしまい,一日が終わってみると,本来やろうと思っていた作業が全然進んでいなくてガックリ,という結果になることもあるのではないでしょうか。
または,「少しだけこの作業をしようかな」と思って始めた作業を,つい何時間もぶっ続けでやり続けてしまい,ぐったり疲れ切って,次の日,他の作業ができなくなってしまった,という経験はありませんか?この「疲れ」というのは困難のない人にはなかなか理解してもらえないので、少しでもそれを楽にする方法を試してみるのはおすすめです。
注意に困難さのある人の場合,過剰に気が散ったり,集中しすぎてしまったりと,「自分が現在行っていることについての気づき」がうまくいかないことがあります。この気づきが得意な人は,作業の合間に時々,自分自身を別の視点から眺める「振り返りチェック」を無意識のうちに行っているようです。「今やっていることは当初やろうと思っていたことか?」「今,自分はどれくらい作業を続けているか?」「今,最初に決めた目的にどれくらい近づいているか?」などです。いわばこれが作業がずらさずやり遂げるためのコツのひとつなのですが,注意に困難があると,どうしてもそのチェックをするタイミングを逃してしまいがちです。
そんなときには,タイマーを上手に使ってみると、チェックのタイミングに気づきやすくなります。
用意するもの:
用意するものは,「あと○分」のようにカウントダウンができるタイマーです。
・携帯電話のタイマー機能
・100円ショップで売られているキッチンタイマー
・カード型タイマー(バイブレーション機能付き)→例えばこれとか
手軽に手に入るものには,上記のようなものがあります。携帯電話には,カウントダウンのできるタイマー機能が付いている場合があるので,それを活用してみるのもよいと思います。個人的にポイントだなと思うのは,「バイブレーション機能があること」ですね。上記で紹介しているバイブレーション機能付きのカード型タイマーは,タイマーをセットしてシャツの胸ポケットなどに入れておけますし,操作も単純なので便利そうです。パソコン作業に限定するなら、以前紹介したそろそろ君を使うのも良いと思います。
手順:
(1) 今からやろうとする作業の内容を決める。「机の上にある書類を分類して机のひきだしに納める」「○○さん宛のメールを書く」など,できるだけ具体的で,1種類の作業に限定します。「部屋を片づける」など,たくさんの作業からなる,おおざっぱな内容にしてしまうと,後で行う作業の振り返りがうまくできないので,それは避けましょう。
(2) 作業を続ける時間を決める。気が散りやすい人は10分程度の短めの時間にします。集中して長時間やりすぎてしまう人は,45分など,続けて作業したときに,自分にとって疲れにくい程度の時間にします。
(3) タイマーをセットする。(2)で決めた時間にセットします。
(4) 作業に取りかかる。
(5) タイマーが鳴ったら,必ず「振り返りチェック」をします。面倒でも,必ず以下のポイントを振り返って見直してみてください。この振り返りを入れない場合,自分でタイマーを止めたことを忘れて作業を続けてしまったり,ついつい関係のないことを始めてしまったりと、せっかくの気づきをスルーしてしまうこともあるので、「鳴ったら振り返る」はお題目ににして心に留めてみてください。
チェック項目
□ (1)で決めた作業を続けているか?
□ 無事終了したか?
□ どの程度終わったか?
□ 疲れすぎていないか?
□ 長時間(1時間以上)休みなく作業を続けていないか?
(6) 振り返りの結果を受けて,さらに作業を続けるか,やめるか,休憩を入れるかを判断します。続ける場合は(2)から(5)を再び繰り返します。
以上です。
以前紹介した「今やっていることを表示するポストイット」のテクニックと組み合わせて,自分がやっている作業を見失わないようにするのもおすすめです。
上記の(1)で行ったように,作業を具体的な細かいステップに分けて,その進み具合を振り返りながら作業をすすめると,小さいながらも自分がやり遂げた作業が目に見えるので,なんだか一日が終わったときの満足感に違いが出てきます。
あとは、「部屋を片づける」といったおおざっぱな内容を,どうやったらうまく具体的な,1種類の作業に分解していけるのかについては,また次回。
または,「少しだけこの作業をしようかな」と思って始めた作業を,つい何時間もぶっ続けでやり続けてしまい,ぐったり疲れ切って,次の日,他の作業ができなくなってしまった,という経験はありませんか?この「疲れ」というのは困難のない人にはなかなか理解してもらえないので、少しでもそれを楽にする方法を試してみるのはおすすめです。
注意に困難さのある人の場合,過剰に気が散ったり,集中しすぎてしまったりと,「自分が現在行っていることについての気づき」がうまくいかないことがあります。この気づきが得意な人は,作業の合間に時々,自分自身を別の視点から眺める「振り返りチェック」を無意識のうちに行っているようです。「今やっていることは当初やろうと思っていたことか?」「今,自分はどれくらい作業を続けているか?」「今,最初に決めた目的にどれくらい近づいているか?」などです。いわばこれが作業がずらさずやり遂げるためのコツのひとつなのですが,注意に困難があると,どうしてもそのチェックをするタイミングを逃してしまいがちです。
そんなときには,タイマーを上手に使ってみると、チェックのタイミングに気づきやすくなります。
用意するもの:
用意するものは,「あと○分」のようにカウントダウンができるタイマーです。
・携帯電話のタイマー機能
・100円ショップで売られているキッチンタイマー
・カード型タイマー(バイブレーション機能付き)→例えばこれとか
手軽に手に入るものには,上記のようなものがあります。携帯電話には,カウントダウンのできるタイマー機能が付いている場合があるので,それを活用してみるのもよいと思います。個人的にポイントだなと思うのは,「バイブレーション機能があること」ですね。上記で紹介しているバイブレーション機能付きのカード型タイマーは,タイマーをセットしてシャツの胸ポケットなどに入れておけますし,操作も単純なので便利そうです。パソコン作業に限定するなら、以前紹介したそろそろ君を使うのも良いと思います。
手順:
(1) 今からやろうとする作業の内容を決める。「机の上にある書類を分類して机のひきだしに納める」「○○さん宛のメールを書く」など,できるだけ具体的で,1種類の作業に限定します。「部屋を片づける」など,たくさんの作業からなる,おおざっぱな内容にしてしまうと,後で行う作業の振り返りがうまくできないので,それは避けましょう。
(2) 作業を続ける時間を決める。気が散りやすい人は10分程度の短めの時間にします。集中して長時間やりすぎてしまう人は,45分など,続けて作業したときに,自分にとって疲れにくい程度の時間にします。
(3) タイマーをセットする。(2)で決めた時間にセットします。
(4) 作業に取りかかる。
(5) タイマーが鳴ったら,必ず「振り返りチェック」をします。面倒でも,必ず以下のポイントを振り返って見直してみてください。この振り返りを入れない場合,自分でタイマーを止めたことを忘れて作業を続けてしまったり,ついつい関係のないことを始めてしまったりと、せっかくの気づきをスルーしてしまうこともあるので、「鳴ったら振り返る」はお題目ににして心に留めてみてください。
チェック項目
□ (1)で決めた作業を続けているか?
□ 無事終了したか?
□ どの程度終わったか?
□ 疲れすぎていないか?
□ 長時間(1時間以上)休みなく作業を続けていないか?
(6) 振り返りの結果を受けて,さらに作業を続けるか,やめるか,休憩を入れるかを判断します。続ける場合は(2)から(5)を再び繰り返します。
以上です。
以前紹介した「今やっていることを表示するポストイット」のテクニックと組み合わせて,自分がやっている作業を見失わないようにするのもおすすめです。
上記の(1)で行ったように,作業を具体的な細かいステップに分けて,その進み具合を振り返りながら作業をすすめると,小さいながらも自分がやり遂げた作業が目に見えるので,なんだか一日が終わったときの満足感に違いが出てきます。
あとは、「部屋を片づける」といったおおざっぱな内容を,どうやったらうまく具体的な,1種類の作業に分解していけるのかについては,また次回。
2008年7月8日火曜日
読み上げソフトについての質問あれこれ
今回は、読み上げソフトをいくつか紹介する中で、Windows環境で読み上げソフトを使う上でわかりにくい点をまとめてみます。(以前「実践障害児教育」に掲載した「読み書きの困難を支援する」の記事について、さらに進んだ説明でもあります。)
Q. 読み上げソフトにはどんなものがあるの?
海外のものも含めて、沢山のソフトが公開されていますが、私が実際に使ってみたり、紹介してもらったりして、読みに困難のある子どもたちに便利だと思った3つのソフトを紹介します。
読み上げソフトとは、実際には「音声エンジン」と、その音声エンジンをコントロールしたり、文字の表示をいろいろと工夫してくれたりする「読み上げソフト」の組み合わせから成っています。音声品質としておすすめは1番目の組み合わせですが、音声品質は劣るとはいえ、読み上げを無料ですぐに試すには3番目の組み合わせを試してみてください。
1) Natural Reader ←個人的なおすすめ
入手先:http://www.naturalreaders.com/

長所
短所
2) MO Speech
入手先:http://www.laboreconomics.org/

長所
短所
3) Text to Wav
入手先:http://noah0.blog119.fc2.com/
※Special thanks to TK先生・・・このソフトを教えていただきました。ありがとうございますm(_ _)m

長所
短所
Q. 日本語音声エンジンの入手方法は?
日本語音声エンジンを使う、とひとことで言っても、SAPI(Speech API:Windows上で動くソフトウェアに読み上げ機能を提供する仕組み。音声エンジンもこれに含まれる)のバージョンによって、いくぶん違いがあります。
このSAPIには、大きく分けてバージョン「4」と「5」が」あります。
SAPI5対応の音声エンジンを手に入れる
最近のWindows用のソフトウェアで使われている音声エンジンは、基本的にこちらのバージョンのものになります。今回紹介したソフトの中では、Natural ReaderとMO SpheechはSAPI5に対応した音声エンジンが必要です。
日本語でSAPI5に対応した音声エンジンを入手するためには、Microsoft Office 2003に付属の読み上げ機能をインストールするか、市販の日本語対応音声エンジンを入手してインストールする必要があります。(編注:XP→2003に改めました。しかしながら、この辺ちょっとよく把握していません。XPにはSAPI4の日本語音声エンジンが付属していて、2003にはSAPI5だったかもしれません。どちらも手元になく確認ができませんでした。)
市販のものでは、例えば、XP Navo(ナレッジクリエーション社製)を購入して、これに付属しているSAPI5対応の音声エンジンを導入すると良いでしょう。このXP Navoには、個人的におすすめの音声エンジン「Misaki(日本語、女性)」のほか、「Show(日本語、男性)」「Miyu(日本語、女性)」「Kate(英語、女性)」の4つ(いずれもペンタックス製の音声エンジン)が含まれています。
ペンタックスの音声エンジンは、http://voice.pentax.jp/でデモンストレーションを試してみることができます。驚くほど読み上げ品質が高い日本語音声エンジンです。Misakiの音声は私の周りにいるユーザの間でも人気です。私もお気に入りだったりします。
SAPI4の音声エンジンを手に入れる
ちょっと古いバージョンなのですが、SAPI4に対応した日本語音声エンジンは、ウェブ上でダウンロードして入手することができます。さらに、前述した高機能な読み上げソフトウェア「Text to Wav」はSAPI4にのみ、対応しています。このソフトを使おうと思ったときには、SAPI4の音声エンジンを入手しておく必要があります。
この入手方法についても、Text to Wavのページで詳細に説明してあります。http://noah.ninja-web.net/soft/texttowav.htmlを開き、左のメニューにある「FAQ」をクリックしてください。その一番上、「起動時にエラーメッセージが表示されて終了してしまいました。」をクリックすると、SAPI4の入手とインストール方法が説明してあります。
(以上)
Q. 読み上げソフトにはどんなものがあるの?
海外のものも含めて、沢山のソフトが公開されていますが、私が実際に使ってみたり、紹介してもらったりして、読みに困難のある子どもたちに便利だと思った3つのソフトを紹介します。
読み上げソフトとは、実際には「音声エンジン」と、その音声エンジンをコントロールしたり、文字の表示をいろいろと工夫してくれたりする「読み上げソフト」の組み合わせから成っています。音声品質としておすすめは1番目の組み合わせですが、音声品質は劣るとはいえ、読み上げを無料ですぐに試すには3番目の組み合わせを試してみてください。
1) Natural Reader ←個人的なおすすめ
入手先:http://www.naturalreaders.com/

長所
- ハイライト表示機能がある。読み上げている場所、読み上げている単語を、背景と文字の色を変えて表示(ハイライト表示)してくれる。そのため、文章のどこを読み上げているのかがわかりやすい。
- 操作がシンプルでわかりやすい。基本的に画面に表示されているのは、再生・停止ボタンと速度調整(Speed)、音声エンジン選択(Speeker)だけで、それだけ操作できればよい、という割り切ったシンプルさ。
- 表示するフォント、文字の大きさも変更できるので、極端に大きな文字にして見やすくするなどの工夫もできる(メニューの「Control」→「Sttings」→「Font」タブ→「Change Font」ボタンを押す)。
- 有償だが、SAPI5に対応する日本語エンジン(説明は後述)の中には、非常に流ちょうに日本語や英語を読み上げるものが登場している。
- 無料であること。
短所
- 英語の音声エンジンは(あまり流ちょうとはいえないが)付属しているものの、日本語の音声エンジンを別途インストールしないと、日本語読み上げには使用することができない。
- → 日本語の音声エンジンは、「SAPI 5」に対応した音声エンジンが必要。この説明は後述します。
- 海外製品なので、ダウンロードして入手するとき、インストールするとき、画面のメニュー、設定画面などが英語。
- →実際には画面の指示に従えばインストールもできますし、操作も、読み上げたい文書を貼り付けて、再生・停止ボタンを押すだけなのですが、やはりメニューなどが英語だと敬遠されがちです。
2) MO Speech
入手先:http://www.laboreconomics.org/

長所
- 操作が極めてシンプル。とにかく読み上げたい文字列の範囲を選択してコピーすると即座に読み上げ。
- 無料であること。
短所
- 読み上げエンジンは全く付属していないので、自分でSAPI5に対応した音声エンジンを導入する必要がある。
3) Text to Wav
入手先:http://noah0.blog119.fc2.com/
※Special thanks to TK先生・・・このソフトを教えていただきました。ありがとうございますm(_ _)m

長所
- 多機能。句点ごとに一文ずつ読み上げてくれたり、画面の文字サイズをつまみを調節するだけで拡大縮小できたり、背景やフォントの色をボタンひとつで好みのものに変えたり、読み上げた音声をMP3(音声ファイル)に出力できたり、のように多彩な機能がある。
- 対応する日本語音声エンジンを、無償で手に入れることができる。とにかく読み上げソフトを使ってみたいならまずはこのソフトを使うべし。
- 作者の方が日本人なので、ネット上に日本語の説明書がある。
- 無料である。
短所
- 読み上げエンジンは付属していないので、自分で「SAPI4」に対応した音声エンジンを導入する必要がある。
- SAPI4の日本語や英語の音声エンジンには、あまり流ちょうに読み上げるものがないので、読み上げ音声の品質は良いとはいえない。
- ※作者のNoahさんがSAPI5対応をTODOに挙げておられます。とても素晴らしいソフトなので、SAPI5対応を首をなが〜くしてお待ちしております!
- メニューなどが英語表記。
Q. 日本語音声エンジンの入手方法は?
日本語音声エンジンを使う、とひとことで言っても、SAPI(Speech API:Windows上で動くソフトウェアに読み上げ機能を提供する仕組み。音声エンジンもこれに含まれる)のバージョンによって、いくぶん違いがあります。
このSAPIには、大きく分けてバージョン「4」と「5」が」あります。
SAPI5対応の音声エンジンを手に入れる
最近のWindows用のソフトウェアで使われている音声エンジンは、基本的にこちらのバージョンのものになります。今回紹介したソフトの中では、Natural ReaderとMO SpheechはSAPI5に対応した音声エンジンが必要です。
日本語でSAPI5に対応した音声エンジンを入手するためには、Microsoft Office 2003に付属の読み上げ機能をインストールするか、市販の日本語対応音声エンジンを入手してインストールする必要があります。(編注:XP→2003に改めました。しかしながら、この辺ちょっとよく把握していません。XPにはSAPI4の日本語音声エンジンが付属していて、2003にはSAPI5だったかもしれません。どちらも手元になく確認ができませんでした。)
市販のものでは、例えば、XP Navo(ナレッジクリエーション社製)を購入して、これに付属しているSAPI5対応の音声エンジンを導入すると良いでしょう。このXP Navoには、個人的におすすめの音声エンジン「Misaki(日本語、女性)」のほか、「Show(日本語、男性)」「Miyu(日本語、女性)」「Kate(英語、女性)」の4つ(いずれもペンタックス製の音声エンジン)が含まれています。
ペンタックスの音声エンジンは、http://voice.pentax.jp/でデモンストレーションを試してみることができます。驚くほど読み上げ品質が高い日本語音声エンジンです。Misakiの音声は私の周りにいるユーザの間でも人気です。私もお気に入りだったりします。
SAPI4の音声エンジンを手に入れる
ちょっと古いバージョンなのですが、SAPI4に対応した日本語音声エンジンは、ウェブ上でダウンロードして入手することができます。さらに、前述した高機能な読み上げソフトウェア「Text to Wav」はSAPI4にのみ、対応しています。このソフトを使おうと思ったときには、SAPI4の音声エンジンを入手しておく必要があります。
この入手方法についても、Text to Wavのページで詳細に説明してあります。http://noah.ninja-web.net/soft/texttowav.htmlを開き、左のメニューにある「FAQ」をクリックしてください。その一番上、「起動時にエラーメッセージが表示されて終了してしまいました。」をクリックすると、SAPI4の入手とインストール方法が説明してあります。
(以上)
2008年6月27日金曜日
アスピーズ in 米国のIT業界
おもしろい記事が「COMPUTERWORLD.jp」という雑誌に掲載されていました。米国のIT業界で働くアスペルガー症候群の人々の様子が紹介されています。記事中ではアスペルガー症候群の人々が「アスピーズ(aspies)」と呼ばれていました。
以下のページで、翻訳された全文を読むことができます。
IT業界で闘う“アスピーズ”
アスペルガー症候群を抱えたITプロたちの“苦悩”と“現状”
http://www.computerworld.jp/news/trd/111349.html
最初の方は一般的なアスペルガー症候群の説明や事例が多いですが、後半は米国の職場で陰ながら行われている取り組みなんかにも触れてあり、興味深いです。以下、8ページ目の文章を一部引用します。
バディ制度には私も賛同します。現実的には運用段階で難しい点も出てくると思いますが、こうしたことをすぐに実践できるような職場環境であることが、すでに望ましい環境だと思いました。
さらに途中には「In My Language」というYouTubeの動画も紹介されています。これは自閉症者の世界観を、A・バックスという当事者が語る(言葉を地声ではなく、音声エンジンで発話させているところがまた面白い)動画です。私にはとても芸術性の高い映画のように感じられました。
以下のページで、翻訳された全文を読むことができます。
IT業界で闘う“アスピーズ”
アスペルガー症候群を抱えたITプロたちの“苦悩”と“現状”
http://www.computerworld.jp/news/trd/111349.html
最初の方は一般的なアスペルガー症候群の説明や事例が多いですが、後半は米国の職場で陰ながら行われている取り組みなんかにも触れてあり、興味深いです。以下、8ページ目の文章を一部引用します。
アスピーズが切望するよりよい職場環境とは
アスピーズが職場で抱えている「社会的相互交渉が困難」という課題は、先進的な人事部門でさえ理解できないほど微妙なことなのかもしれない。しかし、だからといって、アスピーズの支援に消極的であることを正当化する理由にはならない。専門家は、「アスピーズに配慮した環境作りといっても、大がかりなものである必要はない。また、“アスピーズに特化した”と考える必要もない」とアドバイスする。
Grandin氏らは、オフィス環境に物理的な工夫をするのも1つの施策だと指摘する。多くのアスピーズは、照明の明滅、エアコンやコピー機の動作音、電話の呼び出し音を不快に感じている。オフィス内でのちょっとしたしゃべり声すら苦手だという場合も多い。そういった音のしない空間を確保したり、防音設備を整えたり、あるいはホワイト・ノイズを流したりすれば、オフィス環境は改善できる。
また公式には発表されていないが、Microsoftはアスピーズ支援のために「バディ制度」導入しているという。これは定型発達者(非自閉症者)とアスピーズとがペアを組み、会議などの社会的相互交渉の必要性を教える制度だ。多くのアスピーズはこの制度を「実際に行われているのであれば、評価できる」としている。
バディ制度には私も賛同します。現実的には運用段階で難しい点も出てくると思いますが、こうしたことをすぐに実践できるような職場環境であることが、すでに望ましい環境だと思いました。
さらに途中には「In My Language」というYouTubeの動画も紹介されています。これは自閉症者の世界観を、A・バックスという当事者が語る(言葉を地声ではなく、音声エンジンで発話させているところがまた面白い)動画です。私にはとても芸術性の高い映画のように感じられました。
2008年6月2日月曜日
注意の障害のある子どもを支援する
こちらもすでに既刊となっていますが,月刊実践障害児教育の6月号では,「注意の障害」に焦点を当てて,テクノロジーによる支援の方法をいくつか紹介しています.
基本的には,「プレゼンテーションツールの活用で注目をうながす方法」と「過剰な刺激を制限するグッズで落ち着きを助ける方法」を中心に紹介しています.
ADHDの障害特性はこうだから,とか,発達障害の障害種別にはこだわらずに,授業場面で注意に困難を抱える子どもたちがどんなことで困っているか,またそれをサポートするためにはどうする?という視点でまとめています.
実践コーナーでは,マイクロソフト社のパワーポイントを使って,実際に注目を促す教材を作る方法を紹介しています(サンプルデータも配布しています).
良かったら手に取ってみてください.
基本的には,「プレゼンテーションツールの活用で注目をうながす方法」と「過剰な刺激を制限するグッズで落ち着きを助ける方法」を中心に紹介しています.
ADHDの障害特性はこうだから,とか,発達障害の障害種別にはこだわらずに,授業場面で注意に困難を抱える子どもたちがどんなことで困っているか,またそれをサポートするためにはどうする?という視点でまとめています.
実践コーナーでは,マイクロソフト社のパワーポイントを使って,実際に注目を促す教材を作る方法を紹介しています(サンプルデータも配布しています).
良かったら手に取ってみてください.
読み書きに障害のある子どもを支援する
「月刊 実践障害児教育」という雑誌で,発達障害のある子どもをテクノロジーで支援する方法についての連載をしています.
「テクノロジーで支援する発達障害のある子の困り感」という連載タイトルで,4月号から7回ものの連載です.初回の4月号は中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター)に総括的なレビューをいただき,5月号からバトンタッチして私が各論的なお話しをしています.
コンセプトは「すぐに試せる」ということなので,あまり難しいテクノロジーの話に傾きすぎずに,無料で,すぐに実践してみることができるものを紹介しています.
5月号は,「読み書きに障害のある子どもを支援する」というタイトルで,読みを楽にする読み上げソフトや音声図書,文字入力を楽にする推測入力や,ICレコーダの活用などの紹介をしました.
記事中の体験コーナーでは,「Natural Reader」という,無料で試せる読み上げソフトと,HOYA社製の高性能な音声合成エンジンの体験方法を説明しました.
(この音声エンジンには何種類もラインナップがあり,おすすめはMisakiという音声エンジンです.でもこの夏,あたらしいHarukaという音声エンジンが登場するそうで,とても楽しみにしています.)
書店や図書館で読んでいただけたら嬉しいです.
「テクノロジーで支援する発達障害のある子の困り感」という連載タイトルで,4月号から7回ものの連載です.初回の4月号は中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター)に総括的なレビューをいただき,5月号からバトンタッチして私が各論的なお話しをしています.
コンセプトは「すぐに試せる」ということなので,あまり難しいテクノロジーの話に傾きすぎずに,無料で,すぐに実践してみることができるものを紹介しています.
5月号は,「読み書きに障害のある子どもを支援する」というタイトルで,読みを楽にする読み上げソフトや音声図書,文字入力を楽にする推測入力や,ICレコーダの活用などの紹介をしました.
記事中の体験コーナーでは,「Natural Reader」という,無料で試せる読み上げソフトと,HOYA社製の高性能な音声合成エンジンの体験方法を説明しました.
(この音声エンジンには何種類もラインナップがあり,おすすめはMisakiという音声エンジンです.でもこの夏,あたらしいHarukaという音声エンジンが登場するそうで,とても楽しみにしています.)
書店や図書館で読んでいただけたら嬉しいです.
2008年5月23日金曜日
DO-IT Japan 2008 参加者募集中!
昨年の第1回に続き,今年もDO-ITの季節がやってきました.
全国の障害や困難のある高校生の皆さん,東大で大学体験してみませんか?
どしどしご応募くださいませ.
全国の障害や困難のある高校生の皆さん,東大で大学体験してみませんか?
どしどしご応募くださいませ.
障害のある高校生のための大学体験プログラム
DO-IT Japan 2008開催のご案内
(2008年7月23-27日)
「障害のある高校生のための大学体験プログラム『DO-IT Japan 2008』」が下記のとおり、東京大学先端科学技術研究センターにて開催されます。このプログラムでは、全国から選抜された障害のある高校生・高卒者にコンピュータとその人の障害に応じた支援機器を提供し、大学進学や将来の就職といった本人の希望の実現を支援します。
参加者は5日間の大学体験プログラムの中で親元を離れ、大学や企業で講義を受けるとともに、社会で活躍する障害のある人々との交流を図ります。さらに、その後のオンラインメンタリングを通じて、進路について自分自身で考え、選択するのに必要な知識や能力を身につけます。
DO-ITとは、Disabilities(障害)、Opportunities(機会)、Internetworking(インターネット利用)、Technology(テクノロジー)の頭文字をとったもので、最新のテクノロジーを活用しながら、大学進学と就労を目指す障害のある若者の自己実現と、多様性に対して開かれた社会の実現への寄与を目的として16年前に米国で誕生し、独自の取り組みを含めて昨年度日本で初めて実施されました。
記
日時: 2008年7月23日(水)~27日(日)
場所: 東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区駒場4-6-1)
対象:大学進学を目指す障害のある高校生、高卒者
(学年・障害の種類や程度・希望大学は問いません)
募集人数:約10名(応募受付は5月1日~31日)
参加費用:旅費と食費(参加費、宿泊代、機器利用料はDO-IT Japanが負担)
主催:DO-IT Japan、東京大学先端科学技術研究センター
共催:マイクロソフト株式会社
協力:ソフトバンクモバイル株式会社,株式会社トヨタレンタリース東京 他
後援:厚生労働省(申請中)、文部科学省(申請中)
学習テーマ:
・ 大学を知る(講義と研究室訪問)
・ITスキルの習得
・障害の理解
・暮らしのイメージをつかむ
・コミュニケーションの技法
応募書類を下記のホームページよりダウンロードいただけます。
DO-IT Japan(http://doit-japan.org/)
事務局
TEL:03-5452-5490・090-8711-8522
FAX:03-5452-5490
E-mail:info@doit-japan.org
登録:
投稿 (Atom)