2万人の障害者を雇用するスウェーデンの国策巨大企業「サムハル」の記事が日経ビジネスに掲載されていました(日経ビジネスは閲覧に無料のユーザ登録が必要でした)。
働きたい者には等しく機会を与える
“障害者集団”、スウェーデン・サムハルの驚愕(1)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090114/182649/
厳しい数値目標が国営企業を鍛えた
“障害者集団”、スウェーデン・サムハルの驚愕(2)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090115/182792/
弱者を変えた冷徹な合理性
“障害者団体”、スウェーデン・サムハルの驚愕(3)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090119/183071/
記事にはサムハルはかつての製造業メインからサービス業メインへの移行で,ある程度,臨機応変に対応できる障害者を重視しているといった記載がありました。となるとそうした対応が苦手とされる自閉症スペクトラムの当事者達にはどのように対応しているのかなど,気になっています。
とはいえサムハルには,障害が軽くて働ける人を優先的に雇用するのではなく,雇用が難しい人から優先的に働けるように,という原則があるようです。これは株主である国が毎年数値目標を設定していてコントロールしているとか。
それぞれの障害者の特性を把握して,グループで組み合わせて仕事に当たることができるようにするとか,精神障害の人がリハビリ的に仕事をする環境を作るとか,ちょうど私たちも内輪で議論していたようなトピックが書かれていたこともあり,何かの機会にストックホルムにお話しを伺いに行ってみたいと思っています。なんといっても「2万人」というインパクトがすごい。
関連情報
日本の皆様へ サムハルAB 代表取締役 イェルハルド・ラーション(他)
http://www.prop.or.jp/flanker/20/20samu.html
大阪のプロップステーションのサイトに,1998年12月と古いものですが,サムハルグループの代表と日本代表の方の挨拶が掲載されていました。日本代表事務所は検索しましたが,ウェブでは情報が見つけられませんでした。
身体障害者の就労状況:その1: SAMHALL( サムハル)の現状:
http://fukushi-sweden.net/welfare/handikapp/2008/samhall.l0802.html
上記のページは,スウェーデンにお住まいの社会福祉士の方のサイトのようです。掲示板の前書きに,スウェーデンが福祉国家として日本から神格化されているが,スウェーデン国内では福祉と教育が民営化されたことを端緒とする問題や批判が大きいこと,さらにその背景にEU連合へ支払う莫大な会費による国家財源の圧迫があることなどが書かれていて興味深いです。日本が偏重する「スウェーデン福祉神話」という指摘はなるほどと思います。
2004年度サムハル社(スウェーデン)年次報告書
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ld/samhall2004/business.html
DINFにサムハルの2004年の年次報告書と題された短いレポートが掲載されています。DINFでは知的障害のカテゴリに分類されていますね。日経の記事を読むと,多様な障害を対象としていると書かれていますから,ちょっと分類が誤解を招くかもですね。それともやはり知的障害者の雇用がメインなのでしょうか。
2009年1月5日月曜日
予定の見通しを付けるのが難しいときには?
新年最初なので,シンプルな予定表を皆さんにお届けします。
元は私自身が自分のために作って使っていた予定表ですが,シンプルに誰もが使えるように改変してみました。
<予定表をダウンロードする(PDF形式,192kB)> ←右クリックして「ファイル名を付けて保存」してください。

上記の画像のように,A4一枚で一週間の予定が書き込めるようになっています。曜日は月曜から日曜までをすでに入力してありますが,年月日は空欄なので,自由に記入して使ってみてください。
私のおすすめの使い方を書いておきます。
予定と実際を両方書く
一日の予定の半分あたりまで,30分刻みの点線が入っています。このあたりを利用して将来の予定を書き込み,残りの左半分に「実際にはどのような時間の使い方をしたか」を書き込みます。
予定を記入する手帳はよくありますが,この予定表は重点は,この「どのような時間の使い方をしたかを書き込む」ところにあります。
例えば以下のような書き方をします。

上記の予定表では,一週間が一覧できます。これを使って一週間の見通しを良くしてあげることで,予定の把握や見通しに伴う困難(例えば以下のようなこと)を軽くすることを目指したものです。
□ 予定を立てる際,その前後に必要となる準備や片付けなど「予定そのもの以外に必要となる時間」を,あらかじめ見積もることをつい忘れてしまう。 → 予定だけではなく,24時間全ての時間軸が書き込んであるので,そこに準備と片付け,移動の時間を書き込むクセをつける助けになります。
□ ある予定を終わらせるのに,いつもかかっている時間を忘れて,かかる時間を過小評価(または過大評価)してしまう。 → しばらく継続して記録を付けていると,何かの作業に自分がどれくらいの時間が必要なのか,過去の記録を参考にして判断する材料がたまってきます。
□ すでに今週,沢山の予定が入っているにもかかわらず,つい空いた時間にどんどんと予定を入れてしまう。 → 24時間の時間の量が一目でわかるので,予定が詰まりすぎていて,十分な休息の時間が取れていない日も目視でわかります。
□ 先週何をしたのか覚えていない。 → 先週何をしたかは先週の予定表に書かれています。紙がたまっていくと,自分が何をしていたのかを見直すことが楽しくなってきます。
□ 24時間表記の予定表なので,睡眠時間や移動時間,余暇の時間など,通常の予定表では把握しにくい時間の使い方も把握できる。 → 特に,睡眠時間や休憩時間が十分取れているかを見直すことに使ってみましょう。十分取れているのに疲れが取れない場合は,過去の行動を見直して,もう少し休息を長く取ったほうが疲れにくいか?または何か疲れにつながる原因があるか?を判断する材料にしてみては。
・・・などなど。
このような困難さがあるために,毎日なぜかわからないのだが疲れ切ってしまって,ある日突然,電池が切れたように倒れてしまう,という人がいらっしゃいます。
そんな方は,この予定表を使って「自分観察日記」をつけてみてはいかがでしょうか。
予定の種別で色分けする
実際の時間の使い方を書き込む際には,「仕事に関する作業」「趣味の作業」「その他」など,使った時間の長さを示す縦線を書き込むときに,ざっくりと簡単に色分けして書いておくと,あとから見直すときにわかりやすくなります。
時間に関係のないTODOや目標は左の空欄に書く
今週やっておく必要のあることなどは,一番左の空欄に書き込んでおき,終わったものは横線で消すようにすると,やるべきことの状況が把握できて便利です。
注意点
書き込む際にこだわりすぎない! あくまでも,使った時間の内容を書き込む際には「ざっくりと」書き込むようにしましょう。分単位,秒単位で精確に描き込むことにこだわると,破綻します。長続きしないどころか,かえって疲れ切る原因を増やしてしまいます。
それが難しい場合は,30分ごとの区切り線を消して,もっとざっくりした予定表を作って使ってみるのもいいかもしれません。
精神的にひどく参っているときには使わないことも重要です。
または,ネガティブな気分が続いているときには,うまくポジティブな時間管理に向かうようアドバイスしてくれるような人と一緒に使ってみるものいいかもしれません。
以上,関心のある人は使ってみて,また感想を教えてもらえると嬉しいです。
元は私自身が自分のために作って使っていた予定表ですが,シンプルに誰もが使えるように改変してみました。
<予定表をダウンロードする(PDF形式,192kB)> ←右クリックして「ファイル名を付けて保存」してください。

上記の画像のように,A4一枚で一週間の予定が書き込めるようになっています。曜日は月曜から日曜までをすでに入力してありますが,年月日は空欄なので,自由に記入して使ってみてください。
私のおすすめの使い方を書いておきます。
予定と実際を両方書く
一日の予定の半分あたりまで,30分刻みの点線が入っています。このあたりを利用して将来の予定を書き込み,残りの左半分に「実際にはどのような時間の使い方をしたか」を書き込みます。
予定を記入する手帳はよくありますが,この予定表は重点は,この「どのような時間の使い方をしたかを書き込む」ところにあります。
例えば以下のような書き方をします。

上記の予定表では,一週間が一覧できます。これを使って一週間の見通しを良くしてあげることで,予定の把握や見通しに伴う困難(例えば以下のようなこと)を軽くすることを目指したものです。
□ 予定を立てる際,その前後に必要となる準備や片付けなど「予定そのもの以外に必要となる時間」を,あらかじめ見積もることをつい忘れてしまう。 → 予定だけではなく,24時間全ての時間軸が書き込んであるので,そこに準備と片付け,移動の時間を書き込むクセをつける助けになります。
□ ある予定を終わらせるのに,いつもかかっている時間を忘れて,かかる時間を過小評価(または過大評価)してしまう。 → しばらく継続して記録を付けていると,何かの作業に自分がどれくらいの時間が必要なのか,過去の記録を参考にして判断する材料がたまってきます。
□ すでに今週,沢山の予定が入っているにもかかわらず,つい空いた時間にどんどんと予定を入れてしまう。 → 24時間の時間の量が一目でわかるので,予定が詰まりすぎていて,十分な休息の時間が取れていない日も目視でわかります。
□ 先週何をしたのか覚えていない。 → 先週何をしたかは先週の予定表に書かれています。紙がたまっていくと,自分が何をしていたのかを見直すことが楽しくなってきます。
□ 24時間表記の予定表なので,睡眠時間や移動時間,余暇の時間など,通常の予定表では把握しにくい時間の使い方も把握できる。 → 特に,睡眠時間や休憩時間が十分取れているかを見直すことに使ってみましょう。十分取れているのに疲れが取れない場合は,過去の行動を見直して,もう少し休息を長く取ったほうが疲れにくいか?または何か疲れにつながる原因があるか?を判断する材料にしてみては。
・・・などなど。
このような困難さがあるために,毎日なぜかわからないのだが疲れ切ってしまって,ある日突然,電池が切れたように倒れてしまう,という人がいらっしゃいます。
そんな方は,この予定表を使って「自分観察日記」をつけてみてはいかがでしょうか。
予定の種別で色分けする
実際の時間の使い方を書き込む際には,「仕事に関する作業」「趣味の作業」「その他」など,使った時間の長さを示す縦線を書き込むときに,ざっくりと簡単に色分けして書いておくと,あとから見直すときにわかりやすくなります。
時間に関係のないTODOや目標は左の空欄に書く
今週やっておく必要のあることなどは,一番左の空欄に書き込んでおき,終わったものは横線で消すようにすると,やるべきことの状況が把握できて便利です。
注意点
書き込む際にこだわりすぎない! あくまでも,使った時間の内容を書き込む際には「ざっくりと」書き込むようにしましょう。分単位,秒単位で精確に描き込むことにこだわると,破綻します。長続きしないどころか,かえって疲れ切る原因を増やしてしまいます。
それが難しい場合は,30分ごとの区切り線を消して,もっとざっくりした予定表を作って使ってみるのもいいかもしれません。
精神的にひどく参っているときには使わないことも重要です。
または,ネガティブな気分が続いているときには,うまくポジティブな時間管理に向かうようアドバイスしてくれるような人と一緒に使ってみるものいいかもしれません。
以上,関心のある人は使ってみて,また感想を教えてもらえると嬉しいです。
明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとって良い年となりますことを祈念しております。
今年はもうちょっとまめに更新できるようにしたいと思います!
本年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとって良い年となりますことを祈念しております。
今年はもうちょっとまめに更新できるようにしたいと思います!
2008年12月17日水曜日
空気を読むSST,シンボルと写真の活用(外国人向け日本語教育の素材を特別支援教育に生かす)
外国人を対象とした日本語教育を支援するサイトで,とても素晴らしい素材が公開されていました。
特別支援教育関連ではなく,日本語教育の教材なのでつい見落としていましたが,教育目的では自由に使用できる無料素材なので,これを使わない手はありませんね。
みんなの教材サイト
http://minnanokyozai.jp/
上記のサイトでは,会員登録(無料)してログインすると,様々な素材を使用できるようになります。利用者として日本語教師を想定してサイトが作られていますが,別段日本語教師でなくても,誰でも登録して使うことができるようです。
7,700を超えるイラスト素材を公開
例えば,イラスト素材については,「教科書を作ろう」イラスト406点,「CASTEL/J」イラスト6,795点,「UME」イラスト219点,「初級語彙イラスト集」イラスト308点が公開されていました。
いずれも,名詞はもちろん動詞を表すイラスト素材が充実しています。ちなみに初級語彙イラストはすべて動詞です。「あいさつします」「合います」「会います」「上がります(エレベーター)」「上がります(気温)」のように,動詞に対応したイラストがダウンロードできます。
まさにこれ,自閉症などコミュニケーション支援用のシンボルとして使えますね。
状況説明付き生活場面の写真素材が500枚以上
そしてこれ,この写真素材はすごいですよ。驚きました。日本人の生活に関連する場面を描写した写真が,その状況や社会的,文化的な意味を説明した文章付きで公開されていました。
上記のように充実しているところもすごいのですが,以下,ちょっと見てみてください。「日常生活/仕事」カテゴリにある「名刺交換」のページのスクリーンショットを撮ってきました。注目すべきは,このページの「発展解説」の部分なんです。

内容的には「日本人が名刺交換する習慣とその作法」が説明してあります(このサイトの文字には上記のような形で全ての漢字にルビが振ってあるので,少々読みにくいかもしれません)。
他にもこの調子で,写真とともに説明が示されています。例えば「交際」カテゴリのトピックを引用してみると,以下の18件が登録されていました。
以前,ある自閉症スペクトラム当事者の方とのやりとりのなかで「外国人向けに書かれた日本事情の本が,発達障害のあるある人にとって『空気を読む(いわゆる暗黙のルールを知る)』ことに役立つよね」という話をしました。このサイトの情報は,まさにこうした目的にも役立てられるのではと可能性を感じています。
そもそも外国の言葉を学ぶときには,言語自体を学ぶ以外に,背景情報としてその国の文化や習慣を学ぶことがとても重要です。しかもたいがい,文化や習慣は国ごとに大きく違うので,異文化の人にとって,文化習慣を学び,理解することはとても難しい。そこで外国人に言葉を教えるときには,わかりやすい教材を作る必要がある,というニーズが生じてきます。
日本生まれの日本育ちでも,物事の受け止め方に周囲とのギャップを感じたり,理解の難しい「暗黙のルール」に苦しんでいる発達障害のある人々にとっては,こうした教材に誰でも自由に触れられるようになると本当に役に立つと思います。
※ちなみにこのサイトでは,日本語の文字のアニメーション教材なども見ることができます。読み書き障害の支援にとっても役立つ教材です。
特別支援教育関連ではなく,日本語教育の教材なのでつい見落としていましたが,教育目的では自由に使用できる無料素材なので,これを使わない手はありませんね。
みんなの教材サイト
http://minnanokyozai.jp/
上記のサイトでは,会員登録(無料)してログインすると,様々な素材を使用できるようになります。利用者として日本語教師を想定してサイトが作られていますが,別段日本語教師でなくても,誰でも登録して使うことができるようです。
7,700を超えるイラスト素材を公開
例えば,イラスト素材については,「教科書を作ろう」イラスト406点,「CASTEL/J」イラスト6,795点,「UME」イラスト219点,「初級語彙イラスト集」イラスト308点が公開されていました。
いずれも,名詞はもちろん動詞を表すイラスト素材が充実しています。ちなみに初級語彙イラストはすべて動詞です。「あいさつします」「合います」「会います」「上がります(エレベーター)」「上がります(気温)」のように,動詞に対応したイラストがダウンロードできます。
まさにこれ,自閉症などコミュニケーション支援用のシンボルとして使えますね。
状況説明付き生活場面の写真素材が500枚以上
そしてこれ,この写真素材はすごいですよ。驚きました。日本人の生活に関連する場面を描写した写真が,その状況や社会的,文化的な意味を説明した文章付きで公開されていました。
衣食住と道具
衣類、飲食物、住居、道具、の四つのテーマ・・・日本人が日常生活でよく使用する あるいは目にする「もの」の写真,名詞の写真107枚
社会生活
報道・通信、医療・サービス、交通、行政、経済活動、教育、の六つのテーマ・・・日本社会における様々なサービスとそれが行われる場所を紹介する写真114枚
自然と余暇
季節・気象、地形、動植物、教養・娯楽、スポーツ、観光地、の六つのテーマ・・・日本の自然と観光地、日本人の余暇を紹介する写真49枚
行事
年中行事、冠婚葬祭、の二つのテーマ・・・日本の主な年中行事と祭り、冠婚葬祭を紹介する写真98枚
日常生活
起床・睡眠食事、美容・健康、通学・通勤、勉強、仕事、家事、交際、趣味・遊び、の九つのテーマ・・・四つの家族の構成を表す写真と、それらの家族の日常生活を紹介する写真,動詞の写真147枚
上記のように充実しているところもすごいのですが,以下,ちょっと見てみてください。「日常生活/仕事」カテゴリにある「名刺交換」のページのスクリーンショットを撮ってきました。注目すべきは,このページの「発展解説」の部分なんです。

仕(し)事(ごと)で初(はじ)めて人(ひと)に会(あ)うときには、ふつう、名(めい)刺(し)を交(こう)換(かん)します。訪(ほう)問(もん)先(さき)では客(きゃく)から先(さき)に、立(た)ったまま、名(めい)刺(し)を受(う)け取(と)る人(ひと)が読(よ)めるように向(む)けて、片(かた)手(て)を添(そ)えて両(りょう)手(て)で出(だ)します。受(う)け取(と)るほうも両(りょう)手(て)を使(つか)います。受(う)け取(と)った名(めい)刺(し)は、すぐにポケットなどにしまわず、テーブルの上(うえ)などに置(お)いておきます。その場(ば)では名(めい)刺(し)にメモなど書(か)かないようにします。
名(めい)刺(し)には、所(しょ)属(ぞく)、役職(やくしょく)、名(な)前(まえ)、会(かい)社(しゃ)の住所(じゅうしょ)、電(でん)話(わ)番(ばん)号(ごう)、メールアドレスなどが書(か)いてあります。
また、あいさつをするときには、ふつう、おじぎをします。おじぎは体(からだ)を30度(ど)ぐらい曲(ま)げ、頭(あたま)を軽(かる)く下(さ)げます。
内容的には「日本人が名刺交換する習慣とその作法」が説明してあります(このサイトの文字には上記のような形で全ての漢字にルビが振ってあるので,少々読みにくいかもしれません)。
他にもこの調子で,写真とともに説明が示されています。例えば「交際」カテゴリのトピックを引用してみると,以下の18件が登録されていました。
「食後のだんらんをする」
「朝のあいさつをする」
「母親同士でおしゃべりをする」
「誕生日会をする」
「手紙を書く」
「手紙を出す」
「デートをする」
「若者同士で時間をつぶす」
「飲み会をする」
「電話をかける」
「訪問する」
「会社の人と酒を飲む」
「ゴルフをする」
「相談する(公民館)」
「相談する(喫茶店)」
「カラオケで歌う」
「結婚式に出席する」
「葬式に行く」
以前,ある自閉症スペクトラム当事者の方とのやりとりのなかで「外国人向けに書かれた日本事情の本が,発達障害のあるある人にとって『空気を読む(いわゆる暗黙のルールを知る)』ことに役立つよね」という話をしました。このサイトの情報は,まさにこうした目的にも役立てられるのではと可能性を感じています。
そもそも外国の言葉を学ぶときには,言語自体を学ぶ以外に,背景情報としてその国の文化や習慣を学ぶことがとても重要です。しかもたいがい,文化や習慣は国ごとに大きく違うので,異文化の人にとって,文化習慣を学び,理解することはとても難しい。そこで外国人に言葉を教えるときには,わかりやすい教材を作る必要がある,というニーズが生じてきます。
日本生まれの日本育ちでも,物事の受け止め方に周囲とのギャップを感じたり,理解の難しい「暗黙のルール」に苦しんでいる発達障害のある人々にとっては,こうした教材に誰でも自由に触れられるようになると本当に役に立つと思います。
※ちなみにこのサイトでは,日本語の文字のアニメーション教材なども見ることができます。読み書き障害の支援にとっても役立つ教材です。
2008年12月8日月曜日
ATACカンファレンス京都2008お疲れ様でした
今年も12月5〜7日とATACカンファレンスで講師を務めさせていただきました。ご参加いただいた皆さん,ありがとうございました。
ATACカンファレンス京都2008
ATACは講師と参加者の方々の距離が近いので,終わった後にいろいろなご意見いただけたりと講師にとってもとても楽しいイベントです。たくさんのアイデアと元気をいただきました。また来年,京都でお会いできればうれしいです。
私が講師を務めたセミナーのリスト:
1)12月5日 10:00〜16:45 プリカンファレンス(講師)
「相手に正しく自分の見たことを伝えることが出来ますか?〜福祉や教育に役立つ科学的観察と記録の方法を学ぶ〜」
2)12月6日 11:20〜,13:20〜(各30分間)
LivingLibrary(むーんらいずさんの辞書役)
3)12月6日 15:20〜16:20(講師)
「思考を整理する技術 〜マッピングソフト入門〜」
4)12月7日 9:30〜10:30(講師)
「ケータイを活用する」
5)12月7日 11:00〜12:00(講師)
「Windowsの秘密 -肢体不自由・視覚障害の人に便利な機能-」
6)12月7日 13:00〜14:00(講師)
「障害のある高校生を大学へ〜合格へ向けての合理的配慮の申請とは〜」
7)12月7日 14:30〜15:30(講師)
「パワーポイントでうまれる教材」
ATACカンファレンス京都2008
ATACは講師と参加者の方々の距離が近いので,終わった後にいろいろなご意見いただけたりと講師にとってもとても楽しいイベントです。たくさんのアイデアと元気をいただきました。また来年,京都でお会いできればうれしいです。
私が講師を務めたセミナーのリスト:
1)12月5日 10:00〜16:45 プリカンファレンス(講師)
「相手に正しく自分の見たことを伝えることが出来ますか?〜福祉や教育に役立つ科学的観察と記録の方法を学ぶ〜」
2)12月6日 11:20〜,13:20〜(各30分間)
LivingLibrary(むーんらいずさんの辞書役)
3)12月6日 15:20〜16:20(講師)
「思考を整理する技術 〜マッピングソフト入門〜」
4)12月7日 9:30〜10:30(講師)
「ケータイを活用する」
5)12月7日 11:00〜12:00(講師)
「Windowsの秘密 -肢体不自由・視覚障害の人に便利な機能-」
6)12月7日 13:00〜14:00(講師)
「障害のある高校生を大学へ〜合格へ向けての合理的配慮の申請とは〜」
7)12月7日 14:30〜15:30(講師)
「パワーポイントでうまれる教材」
2008年12月1日月曜日
手書きをせずにノートを「書く」楽しみを
「テキスト入力専用機で書字の困難を支援する」で紹介したポメラを教えていただいたお母様とのメールのやりとりで,「入力した文字を簡単に印刷してノートが作れたら,きっと達成感があるだろうなぁ」という話をうかがいました。そこで(ちょっとイレギュラーな方法ですが)思いついたアイデア。
タカラトミー「xiao(シャオ)」
http://www.takaratomy.co.jp/products/xiao/
タカラトミーから上記のようなプリンタ付きのデジタルカメラが発売されます。これでポメラの画面をぱしゃりと撮影して,ノートにぺたりと貼り付ける,という工夫です。写真の裏に糊をつけなきゃいけないかな,と思っていたら,これ,プリントされた写真はシールになっているそうです。
ただ調べてみるとシャオは撮影距離が60cmからなので,ポメラの画面を撮影するための接写(マクロ撮影)機能はなさそうです。そこで以下のようなマクロレンズを使ってみるといいのではと思います。
ケンコー カメラ付き携帯用 おもしろれんず 寄って寄って撮れる MPL-PX 086160
これをシャオのレンズにぴたりと貼り付けて,ポメラの画面が撮影できないかなと思います。これは試してみなくては・・・。
タカラトミー「xiao(シャオ)」
http://www.takaratomy.co.jp/products/xiao/
タカラトミーから上記のようなプリンタ付きのデジタルカメラが発売されます。これでポメラの画面をぱしゃりと撮影して,ノートにぺたりと貼り付ける,という工夫です。写真の裏に糊をつけなきゃいけないかな,と思っていたら,これ,プリントされた写真はシールになっているそうです。
ただ調べてみるとシャオは撮影距離が60cmからなので,ポメラの画面を撮影するための接写(マクロ撮影)機能はなさそうです。そこで以下のようなマクロレンズを使ってみるといいのではと思います。
ケンコー カメラ付き携帯用 おもしろれんず 寄って寄って撮れる MPL-PX 086160
これをシャオのレンズにぴたりと貼り付けて,ポメラの画面が撮影できないかなと思います。これは試してみなくては・・・。
2008年11月10日月曜日
どこかで紛失した持ち物を戻って来やすくする方法
過去にこのブログで,持ち物をなくしてしまうことを防ぐ「道具」について紹介しました。身につけていた物が一定の距離以上遠くへ離れると,音を鳴らして知らせてくれるセンサーや,持ち物を置いておく場所のルールを決めて忘れ物を少なくするためのちょっとしたトレーなどを紹介しました。
落とし物や忘れ物を避けるためのツールと工夫
http://fagoa.blogspot.com/2008/03/blog-post_23.html
落とし物を発見するキーホルダー
http://fagoa.blogspot.com/2007/10/blog-post_5265.html
今日ご紹介するのは,持ち物を失くしてしまっても,できるだけ戻ってくるようにする,という面白いサービスです。失くさないように・・・と気にするのではなく,紛失してしまうことを前提にしているところが面白いですね。
紛失物回収サービス「マイブーメラン」
http://www.bij.jp/
・年会費1,260円を払う
・専用のタグを物品に付けておく
(最初はタグが3つしかないので追加で欲しければサイトで購入する)
・その物品をなくしてしまったとき,拾った人がマイブーメランの会社窓口に連絡する
・マイブーメランが回収して拾い主に謝礼を渡す
・マイブーメランが持ち主に届けてくれる
・・・というサービスです。会費制なので,年会費を払っている期間は,何回紛失して回収しても追加料金は発生しないそうです。いいですねこれ。
しかも,米国ブーメランイット社と提携していて,海外で失くしたものも届けてくれるそうです。そういえば私も以前,アメリカで携帯電話をなくして,とても面倒な思いをしたことがあります。いろいろと手続きがあるのは仕方ないですが,結果として見つからなかったのが残念でした。
海外だけに限らず,慣れない土地に行ったときは,不慣れから焦って不注意が起こりやすくなり,失くし物が増えますよね。それだけでなく,慣れない場所ではなくしものを満足に探すこともできない場合が多いです。そういう時にも便利なのでは,と思います。
とはいえ,注意に困難のある人の場合,良く慣れているところでも,自分でもびっくりするくらい失くし物をする,とよく伺います。なくしものって,自尊心がとても傷つきますよね。「どうして自分はこんなにダメなんだ」と落ち込んでしまいます(失くしたことがわかるのは本人だけなので,周囲からはどうしてそんなに落ち込んでいるのか不思議がられることになります)。物を紛失したことをきっかけに,大きなパニックを起こしてしまい,より大変なことになる場合もあります。
また,仮に誰かが拾ってくれたとしても,直接連絡を取り合って渡す,というのも物騒な現代では難しいですから,隙間を突いた良いサービスなのではないかと思います。
紛失することが日常茶飯事になっているので全く動じずに諦めてしまえるというADDの達人もいますが,それでも失せ物が出てくることほど嬉しいことはないですから,気になる人は試してみてください。私もやってみようと思います(実は私も達人の域に達しています)。
>T内さん,
面白いサービスを教えてくださってありがとうございました。
落とし物や忘れ物を避けるためのツールと工夫
http://fagoa.blogspot.com/2008/03/blog-post_23.html
落とし物を発見するキーホルダー
http://fagoa.blogspot.com/2007/10/blog-post_5265.html
今日ご紹介するのは,持ち物を失くしてしまっても,できるだけ戻ってくるようにする,という面白いサービスです。失くさないように・・・と気にするのではなく,紛失してしまうことを前提にしているところが面白いですね。
紛失物回収サービス「マイブーメラン」
http://www.bij.jp/
・年会費1,260円を払う
・専用のタグを物品に付けておく
(最初はタグが3つしかないので追加で欲しければサイトで購入する)
・その物品をなくしてしまったとき,拾った人がマイブーメランの会社窓口に連絡する
・マイブーメランが回収して拾い主に謝礼を渡す
・マイブーメランが持ち主に届けてくれる
・・・というサービスです。会費制なので,年会費を払っている期間は,何回紛失して回収しても追加料金は発生しないそうです。いいですねこれ。
しかも,米国ブーメランイット社と提携していて,海外で失くしたものも届けてくれるそうです。そういえば私も以前,アメリカで携帯電話をなくして,とても面倒な思いをしたことがあります。いろいろと手続きがあるのは仕方ないですが,結果として見つからなかったのが残念でした。
海外だけに限らず,慣れない土地に行ったときは,不慣れから焦って不注意が起こりやすくなり,失くし物が増えますよね。それだけでなく,慣れない場所ではなくしものを満足に探すこともできない場合が多いです。そういう時にも便利なのでは,と思います。
とはいえ,注意に困難のある人の場合,良く慣れているところでも,自分でもびっくりするくらい失くし物をする,とよく伺います。なくしものって,自尊心がとても傷つきますよね。「どうして自分はこんなにダメなんだ」と落ち込んでしまいます(失くしたことがわかるのは本人だけなので,周囲からはどうしてそんなに落ち込んでいるのか不思議がられることになります)。物を紛失したことをきっかけに,大きなパニックを起こしてしまい,より大変なことになる場合もあります。
また,仮に誰かが拾ってくれたとしても,直接連絡を取り合って渡す,というのも物騒な現代では難しいですから,隙間を突いた良いサービスなのではないかと思います。
紛失することが日常茶飯事になっているので全く動じずに諦めてしまえるというADDの達人もいますが,それでも失せ物が出てくることほど嬉しいことはないですから,気になる人は試してみてください。私もやってみようと思います(実は私も達人の域に達しています)。
>T内さん,
面白いサービスを教えてくださってありがとうございました。
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