2007年12月19日水曜日

DAD2007での感動の1コマ

「障害理解の日(Disability Awareness Day, 略称DAD)」というイベントがあるそうですが、ボストンのフェンウェイパークスタジアムで今年6月に行われたそのイベントの動画が、障害関係に限らず、ネット上のさまざまなところで大変話題になっています。



自閉症の男性が国歌を歌うのですが、途中で笑い出してしまう彼と一緒に、会場全体が一斉に国家を斉唱し始める、という映像です。「自閉症の男性を『助けて』歌う・・・」みたいなクレジットが入っていたので、どうも気にくわないなと思いながら動画を見てみたのですが、助けるというより、会場全体が彼と一緒に歌いたくなったから歌ったんだ、という印象で、胸にグッと来ました。

Disability Awareness Day
http://www.disabilityawarenessday.org.uk/index.shtml

2007年12月16日日曜日

ブラウザから使えるプレゼンテーションソフトを特別支援に

マイクロソフト社から発売されているパワーポイント(Microsoft Office Powerpoint)を代表とするプレゼンテーションソフトウェアは、特別支援の現場でも大変便利に使われています。音や映像を組み合わせて、障害のある子どもたちにもわかりやすい提示ができますし、何より子どもたちの注意・関心を引きつける上で大きな効果があります。ある養護学校では、始業式などの式典で、校長先生のスピーチの最中にその背後でスピーチの内容に即した画像やシンボルのスライドを投影するようにしたところ、知的な障害のある子どもたちがじっと正面(スライド)を見て参加できるようになった、というエピソードがあります。いつもは誰も落ち着いて聞かないので、子どもたちをじっとさせるのに先生方がずいぶんと骨を折って折られたそうですが、この方法を導入してからは、大騒ぎで逃げ回る子どもたちを追いかけ回すことがほとんどなくなったそうです。

今年のATACカンファレンスでは、こうした例以外にも、このパワーポイントを使った特別支援教育への様々な活用方法を、マイクロソフトの人たちと一緒にいろいろと提案させていただきました。「プレゼンテーション」「聴衆に見せる」という先入観をはずせば、パワーポイントはいろいろなことに応用することができます。

しかしながら、買ってきたパソコンにはワードとエクセルは入っているが、パワーポイントが入っていない、という声を聞きます。そんなときには、まずきっかけとして以下のようなブラウザで使えるプレゼンテーションソフトを試してみてはいかがでしょうか。

Googleがプレゼンテーションソフトを公開
http://www.atmarkit.co.jp/news/200709/18/google.html

とはいえ、現在上記のサービスでは、文字列と画像を編集するくらいしかできないので、自動アニメーションや様々な図形部品・クリップアートの使用など、もっと様々な活用を試したい場合は、やっぱりパワーポイントがあると良いと思います。プレゼンテーション用のソフトに手応えを感じたら、パワーポイントなど高機能なプレゼンテーションソフトを入手してみてください。

ちなみにまた別のサイトですが、以下のサイトでは、パワーポイントのスライドを世界中の人々と共有することができます。もちろん、こちらのサイトもパワーポイントが無くても、ブラウザからスライドを見ることができます。画面全体にブラウザのウィンドウを拡大する機能もありますので、プロジェクタで映し出したりする用途にも十分使えそうです。

slideshare
http://www.slideshare.net/

さらにこれはパワーポイント等のプレゼンテーションソフトとは少し外れますが、Windows用のフリーソフトをひとつ紹介します。黒板にプロジェクタで図形を写しだして、ちょうどテンプレートのよう使うアイデアです。このプロジェクターの使用法はなるほどと感じました。巧いですね。

学校やセミナーでの授業・プレゼン支援「ProjectorX」
http://www.forest.impress.co.jp/arti> cle/2006/06/13/okiniiri.html

2007年12月15日土曜日

発達障害のある人の働く環境を整えるには?

以下のようなマニュアルをご存じでしょうか。厚生労働省が作成したマニュアルですが、以下のサイトからダウンロードすることができます。

発達障害のある人と、一緒に働きやすい環境を作りたいと考えている方はぜひ一度読んでみてください。また、発達障害のある人自身にとっても、自分の作業を楽にする工夫・アイデアが見つかるかもしれません。

発達障害のある人の雇用促進マニュアル
htpp://www.koyoerc.or.jp/dd.html

第1章 発達障害とはどんな障害ですか?
第2章 雇用管理で配慮すべきポイント
第3章 Q&A こんなことに戸惑いを感じていたら
第4章 さまざまな職場で働く発達障害のある人
第5章 発達障害者に対する就労支援サービス
付 録 支援機関一覧


 発達障害者支援法の成立(平成17年4月1日施行)等を背景として、発達障害者の自立及び社会参加の促進を目的とした企業就労に向けた意識が高まっています。しかしながら、現状においては、障害のわかりにくさや支援体制の不備等から、障害に関する知識や就業に当たっての配慮事項等に関するノウハウが一般の事業主には行き渡っていない状況にあります。
 そこで、厚生労働省の委託を受け、発達障害者の特性を踏まえた雇用管理、職場環境の整備の方法等について調査・検討を行い、雇用、医療、福祉、教育等関係分野の有識者及び当事者等の参集を求め、「発達障害者雇用促進マニュアル作成委員会」を開催し、発達障害者の雇用促進に資する企業向けマニュアル「発達障害のある人の雇用管理マニュアル」を開発いたしました。
 本マニュアルは、企業等における発達障害者の障害特性の理解、支援体制の整備等に役立ち、その雇用管理のために広く活用されるよう、行政機関、支援機関、各関係団体等に配布されております。

ブラウザから使えるプレゼンテーションソフトを特別支援に

マイクロソフト社から発売されているパワーポイント(Microsoft Office Powerpoint)を代表とするプレゼンテーションソフトウェアは、特別支援の現場でも大変便利に使われています。音や映像を組み合わせて、障害のある子どもたちにもわかりやすい提示ができますし、何より子どもたちの注意・関心を引きつける上で大きな効果があります。

ある養護学校では、始業式などの式典で、校長先生のスピーチの最中にその背後でスピーチの内容に即した画像やシンボルのスライドを投影するようにしたところ、知的な障害のある子どもたちがじっと正面(スライド)を見て参加できるようになった、というエピソードがあります。いつもは誰も落ち着いて聞かないので、子どもたちをじっとさせるのに先生方がずいぶんと骨を折って折られたそうですが、この方法を導入してからは、大騒ぎで逃げ回る子どもたちを追いかけ回すことがほとんどなくなったそうです。

今年のATACカンファレンスでは、こうした例以外にも、このパワーポイントを使った特別支援教育への様々な活用方法を、マイクロソフトの人たちと一緒にいろいろと提案させていただきました。「プレゼンテーション」「聴衆に見せる」という先入観をはずせば、パワーポイントはいろいろなことに応用することができます。

しかしながら、買ってきたパソコンにはワードとエクセルは入っているが、パワーポイントが入っていない、という声を聞きます。そんなときには、まずきっかけとして以下のようなブラウザで使えるプレゼンテーションソフトを試してみてはいかがでしょうか。

Googleがプレゼンテーションソフトを公開
http://www.atmarkit.co.jp/news/200709/18/google.html

とはいえ、現在上記のサービスでは、文字列と画像を編集するくらいしかできないので、自動アニメーションや様々な図形部品・クリップアートの使用など、もっと様々な活用を試したい場合は、やっぱりパワーポイントがあると良いと思います。プレゼンテーション用のソフトに手応えを感じたら、パワーポイントなど高機能なプレゼンテーションソフトを入手してみてください。

ちなみにまた別のサイトですが、以下のサイトでは、パワーポイントのスライドを世界中の人々と共有することができます。もちろん、こちらのサイトもパワーポイントが無くても、ブラウザからスライドを見ることができます。画面全体にブラウザのウィンドウを拡大する機能もありますので、プロジェクタで映し出したりする用途にも十分使えそうです。

さらにこれはパワーポイント等のプレゼンテーションソフトとは少し外れますが、Windows用のフリーソフトをひとつ紹介します。黒板にプロジェクタで図形を写しだして、ちょうどテンプレートのよう使うアイデアです。このプロジェクターの使用法はなるほどと感じました。巧いですね。

学校やセミナーでの授業・プレゼン支援「ProjectorX」
http://www.forest.impress.co.jp/arti> cle/2006/06/13/okiniiri.html

2007年12月4日火曜日

超破格値のミニノートパソコンで広がる可能性

台湾のASUSという会社から、たったの199ドルでミニノートパソコンが発売され、世界中で話題になっています。安かろう悪かろうではなく、しっかりしたパソコンだそうです。

$199で話題の小型ノートパソコン、ASUS「Eee PC」
http://www.ibukuro.com/2007/11/199asuseee_pc.html

まだ日本では販売されていないので、当然ながら日本語版は発売されていません。また、標準の状態では、Windowsはインストールされておらず、「Linux」というOSが搭載されています。(とはいえ自分でインストールできれば、XPもかなり軽快に動くそうです。)

日本でも個人輸入して日本語化する人が増え始め、ネット上ではインストールされているLinuxを日本語化したり、WindowsXPをインストールしたりと、かなりアツイことになっています。上記のブログはEeePCをいち早く利用しておられる日本の方の記事です。

私たちは視覚障害の方だけではなく、読み障害のある人のためにパソコンで音声読み上げソフトを使用することをいろんなところで提案していますが、そんなときよく問題になるのが「高価なパソコンを購入するのが難しい」という点です。ここまで低価格でしっかりした機能のパソコンが販売されるようになると、そうした常識も変わることになるでしょう。

読み上げエンジンで個人的に一番気に入っているのは、ペンタックスのVoiceTextという音声エンジンです(http://voice.pentax.co.jp/)。読み上げは非常に自然で、初めて読み上げ機能を使う人にもおすすめしています。

通常はWindows上で動かしていますが、実はこの音声エンジン、Linux用もあるので、EeePCにWindowsをインストールしなくても、音声読み上げが使えそうです。ぜひ試してみたいところです。

ブラウザは「Firefox」という非常に高機能なもの(MacOS版とWindows版は私も愛用しています)がすでにインストールされているので、このブログでも紹介しているCheckPad.jpもすぐに使えます。まだここでは紹介していませんが、Googleカレンダーという予定管理のウェブサービスは、Firefoxとは大変親和性が良いことが知られています(今年のLos Angelsで開かれたCSUNという障害支援技術のカンファレンスにもGoogleのグループが来ていて、Googleで公開している様々なサービスは、Firefox上で動かすことを積極的にサポートする、と強調していました)。

日本でもこのところ、「視覚障害や読み障害のある子どものために拡大教科書を!」という動きがありますが、印刷された特殊な教科書が普及する前に、EeePCで読み上げエンジンを使ってしまえ!ということが常識になる時代がやってくるかもしれません。なんといっても本体価格がたったの「二万円ちょっと」ですから。

<余談>

同様の低価格PCを世界中の子どもたちに届けるプロジェクトとして、OLPCがあります。

OLPC - One Laptop Per Child
http://laptop.org/index.jp.html

こちらは399ドルを支払って、1台を発展途上国の子どもに、1台を自分の子どもに、という「1台あげて1台ゲット・キャンペーン」を行っています。OSはやはりLinuxです。Intelも「Classmate PC」という似たコンセプトの製品を作っているそうですね。日本でもこうした製品が発達障害のある子どもたちを含め、コンピュータによる支援を必要とする人たちに届くようになるといいですね。私もまずはEeePCから、入手してみようかなと思います。

2007年11月22日木曜日

今やろうと思った作業を忘れて、つい無関係なことをしてしまうときには?



ADHDなど注意に障害のある人では、何か作業をしていても、容易に他のことに気を取られ、気が付くと、全く関係のないことをやっていることがあります。例えば、検索サイトで「著作権法37条について調べよう!」と思ったとします。表示された検索結果の中にニュースサイトへのリンクがあり、そのサイトを覗くと、今朝のニュースで話題になっていた事件の記事が気になり、ついそちらをクリック。記事を読みふけっていると、その事件に関するリンクがたくさん張ってあることに気づきました。そちらも次々にクリックしていると、あっという間に時間が経過。ふと気が付くと、自分がそもそも何をしようとしていたのかすっかり忘れてしまっていて・・・、などということも珍しくありません。どうすれば自分がやろうと思ったことをやり遂げられるのでしょうか?そんなときに効果的なのは、付箋紙のちょっとした活用です。

作業に取りかかるときに、今やろうと思っていることを1枚の付箋(ふせん)に大きく書いて、作業中、よく目立つ場所に張っておきます。例えば検索サイトなどで情報を探しているときなど、気が散りやすい、作業が脇道にそれやすいときには特に有効です。



「○○時までは○○をする」というように、区切り時間まで含めて、作業内容を書いて貼っておくと、他の作業に気が散りにくくなります。図の画像はパソコンの作業ばかりを書いていますが、パソコンを使った作業ではなくてももちろん使えます。目に付く場所に付箋を貼ればOKです。

注意に障害のある向けの工夫として、複数枚張ると、どれが重要がわかりにくくなったり、見落としたりすることがあるので、付箋は「1枚」にします。

また使用する付箋は、はがれ落ちにくいタイプのものが適しています。「フィルムふせん」は、はがれ落ちにくく、厚さが薄くて色もサイズも豊富なのでおすすめの製品です。半透明であるところもいいですね。以下のサイトで購入できます。

「フィルムふせん」
http://nkc.ne.jp/web301.html

付箋には、抽象的な目的は書かないようにします。具体的なタスクを書かないと、作業内容に幅が出てしまい、結局別の作業に気を取られることがあります。例えば「検索作業をする」では幅広すぎるので、何を調べるか具体的に書いておく、など工夫しましょう。

発達障害のある人では「時間感覚の把握」に困難のある人がいます。時間目標を定めた場合は、残り時間を視覚的に提示して、直感的にわかりやすくするためのツールと組み合わせると良いでしょう。タイムエイドについて書いている11月11日の記事も参考にしてみてください。

パソコン上で使用可能な「付箋ソフト」はたくさんあるのですが、こうした用途にはあまり向いていません。なぜなら、簡単に他のソフトによって覆い隠されてしまいますし、そもそもその他大勢のパソコンのソフトに埋没して付箋が目立たないという欠点があります。あえて実物の付箋を利用するこの方法は本当におすすめです。


2007年11月20日火曜日

やるべきことをいつも忘れてしまう!を解決する

発達障害のある人では、約束など、先々にやるべきことを忘れてしまったり、思い出せなかったりするために、忘れないようメモを活用したいと努力している人は多くいます。しかしながら、「メモ自体をよくなくしたり、持っていくのを忘れてしまう」「『メモした』という事実そのものを忘れてしまうためにメモの意味がない」と訴える人もまた多くいます。どうすればこの極端な物忘れを改善できるでしょうか?



目標管理ツール check*pad.jp
http://www.checkpad.jp/

そんなときに便利なのは、上記のようなウェブ上のTODOリスト管理サービスです。こうしたサービスでは、ウェブサイト上にシンプルなTODOリストを作ってくれる無料のサービスです。終わった項目にはチェックを付けて、やり遂げたこととやるべき事を管理することができます。

とはいえリストに載せておくことは、特に「やるべき事」にこだわる必要もありません。携帯電話での操作にも対応しているので、「これはおぼえておかねば」と思いついたことは何でも、メモ代わりに携帯メール本文に書いて特定のメールアドレスへ送ると、自動的にサイト上の自分専用のTODOリストに登録してくれます。もちろんメールだけでなく、パソコンや携帯のブラウザからも項目追加することができます。



メモ帳を取り出してメモを書くことよりも、携帯を取り出してメールを送る方が慣れている人は近年多くなりつつあり、使い始めのハードルが低いといえます。

また、設定により、毎日希望の時間に、携帯など希望のメールアドレスに、まだ終わっていないTODOを送信してくれます。

注意点として、初回登録時にパソコンが必要ですが、その際に自分の携帯電話を登録しておけば、以降は携帯のみで使用可能です。

たくさん類似のサービスがありますが、個人的にはこの「checkpad.jp」がいちばんシンプルかつかゆいところに手の届くサービスで気に入っています。「携帯電話で使える」「機能と操作がシンプル」という点が優れています。発達障害のある人では、メモしたくても、メモ自体を持ち運ぶことを忘れてしまうと訴える人がいますが、「携帯電話だけはいつも持っている」という人は多くいます。携帯電話の携行が現代人では強力に習慣化していることを上手に利用できます。そのため携帯電話だけでリストの登録・確認ができることは大きなメリットです。

さらに、設定により毎日リマインド(注意喚起)のメールを送ってくれるので、「メモしたことを忘れる」という失敗の回避にもつながります。

「すぐやること」「そのうちやること」「やれたらいいなと思うこと」と複数のリストを作成して、「すぐやること」だけをリマインドする、という使い方も可能です。または、「職場の机でやること」「買い物に出たらやること」「自宅に帰ったらやること」など、場面ごとにやることリストをまとめておくと、TODO項目が増えたときにも混乱せずに対応できます。

↑参考:GTD(Getting Things Done)のテクニック・・・GTDの解説については、Itmedia Biz.ID掲載記事 「はじめてのGTD」を参照してください。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0606/27/news003.html

2007年11月17日土曜日

読み障害を支援するカラーフィルムをパソコン上で実現

ディスレクシア(特に読み障害)のある人に対して、「カラーフィルム」が有効な場合があると言われています。

まだそのメカニズムはよくわかっていないようですが、読み障害のある人の中には、色知覚に異常がある場合があり、それが文字の読みにくさにつながっているという説があります。そんなとき、文書が印刷された紙の上に、色つきのフィルムを乗せると、文字が読みやすく感じられるそうで、実際に海外ではそのためのフィルムが販売されている例もあります。

通常、文書は「白地に黒」で印刷されていますが、カラーフィルムを乗せることでコントラストを変えると、「文字が眼に刺さるような感覚がなくなって読みやすく感じる」という読み障害のある人の話を私も聞いたことがあります。またどの色を使うと見やすくなるかは人によって随分違うとのこと。

パソコンを使っているときにも、当然同じ事が起こります。以下のツール(「如意スクリーン」Windows用のフリーソフトです)はもともと、まぶしさを感じやすいく、画面を最低輝度にしてもまだもっと暗くしたい人のために作られたツールだそうです。画面全体に好みの色のフィルムをかけたような効果を与えることができます。フィルムの透明度も自由に操作することができます。ひょっとすると、読み障害や視覚に過敏性のある人から意見を聞いて作られたものなのかも、と思えるほど、読み障害のある人のカラーフィルタとしてぴったりのソフトで、ネット上で発見したときは本当に驚きました。

以下の画面例では、濃い緑のフィルタをかけてみました。色の選択はお好みで好きな色を選べますし、フィルムの透明度も自由に調整できます。パソコンを使っているときに、どうにも疲れやすいとか、まぶしすぎて画面が見にくいとか、字が読みにくいと感じている人は、ぜひ試してみてください。



如意スクリーン
http://soft.edolfzoku.com/nyoi/

<追記:11月22日>

書き忘れていました。「読み障害のために」と書いていますが、これは一般的なディスレクシアタイプのLDだけではなく、感覚過敏などのために読みにくさを感じている発達障害のある人も含まれます。コメントに視覚的な過敏性のあるアスペルガー症候群の当事者の方からコメントをいただいて、そこをきちんと書いていなかったことに気づきました。過敏性があるために、画面をまともに見るのがつらい方も、ぜひ試してみてください。

2007年11月12日月曜日

一度行った場所をどうしても覚えられないときには?

一度行った場所を覚えておきたくても、極度の方向音痴でどうしても上手く場所を把握できず、もう一回行きたくてもそれができない、という話をよく聞きます。発達障害のある人でなくても、土地勘のない場所に行ったときや、地図を読み慣れていない人にもいえることかもしれません。

そんなときは、GPS機能付きの携帯電話の活用がオススメです。

最近の携帯電話には、GPS機能が標準で付いているものが増えてきました。auの携帯にはすべてGPSが付いているはずですし、ドコモやSoftbankでも、GPSで位置情報を見ることができるものが多くなってきているようです。

主に携帯電話に備え付けのナビゲーションソフトからGPS機能を使うことがほとんどだと思いますが、実はそれに限らず、携帯電話のカメラ機能と組み合わせる便利な使い方があります。

  1. ここにもう一度来たい!と思ったら、その場所で、携帯電話のカメラ機能で写真を撮ります。
  2. 次にその写真に、現在位置を示すGPS情報を埋め込みます:例えばauの携帯電話であれば、カメラのメニューに「GPS情報付加」という項目があります。これを選択すると、現在いる場所のGPS情報を付加することができます。
  3. あとはパソコンのメールアドレス宛にその写真を転送してしまいます。

パソコンでその写真を見ても、一見するとごく普通の写真と変わらないように見えます。しかしそのファイルの「Exif情報」というところには、GPSの位置情報が書き込まれています。この位置情報を使って、その写真が撮影された場所を調べることができます。

埋め込まれた位置情報を手軽に調べるために、以下のページを紹介します。

PHPへの扉
http://etoh.minidns.net/php/

上記のページにある、下記のスクリプトはシンプルで極めて秀逸です。

et's Exif Viewer 2
http://etoh.minidns.net/php/sample/showexif2.php

このページで、パソコンのブラウザからGPS情報の埋め込まれた写真をアップロードすると、GoogleマップやMapionなど、ネット情報地図サービスを使って、その写真に埋め込まれた位置情報にあたる場所を地図上に表示してくれます。このサイトを使えば、GPS情報やExif情報の扱いなど、面倒なことを考えなくてもすぐに地図にアクセスできるので大変便利です。

カメラ機能とGPS機能の組み合わせは、一般的にあまり使われていないようなのですが、このようにとても便利な機能です。発達障害はもちろん、それ以外にも高次脳機能障害等による記憶障害のある人など、いつ(撮影時間情報)、どこで(GPS情報)、なにを(写真の映像)、を記憶する補助をしてくれるツールとして活用できます。

2007年11月11日日曜日

タイムエイドで時間感覚をつかむ

みなさんは「タイムエイド」というものをご存じでしょうか。

タイムエイドとは、時間の感覚がわかりにくい障害のある自閉症児のために、時間の経過を視覚的に示して、わかりやすくするために使われている製品群です。

自閉症のある人で、時間の経過を感覚的につかめない場合、作業をしている時間がいつ終わるともしれぬ無限の長さに感じられるのか、パニックを起こしてしまう場合があります。

しかし自閉症であっても、「30分」と言葉で言われるとよくわからないのですが、「このランプが全部消えるまで」と視覚的手がかりを示されると理解できる人がいます。そんな人のためによく使われています。具体的な製品としては、例えば以下のようなものがあります。

各種タイムエイド(福祉機器DB・AT2EDへリンク)
http://at2ed.jp/pro/productList1.php/categoryid/314

専用のタイムエイド機器を使って時間をわかりやすく示すのもいいですが、同じ事をパソコンを使って手軽に示すこともできます。例えば以下は、プレゼンテーションの残り時間を把握するために作られたフリーソフトですが、タイムエイドとして活用することができます。

そろそろ君
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/04/27/okiniiri.html


上の画像は、このソフトのスクリーンショットです。画面下部、タスクバーの上に残り時間を示すバーが表示されています。画面中のウィンドウは設定用の画面を表示させているところです。このように画面の任意の場所に、時間経過につれて段々と色が変化するバーを表示させることができます。バーの色や、残り時間は自由に設定することができます。

ちなみにこのソフト、デフォルトでは時間の経過に従って色つきの領域が増えていくようになっています。が、「残り時間」を把握するためには、だんだん色つきの領域が少なくなっていくように見えた方がわかりやすいので、そのようにカラーを調整しています。

アスペルガー症候群やADHDなど、作業の見通しが苦手な人にも、このツールは役立ちます。「あと1時間でこの作業をやろう」「あと30分は、他のことは気にせずこの作業だけをやろう」というように、作業内容を絞り込むことは、パニックを避けるために大事なテクニックです。そのときに時間がうまく把握できないと、時間の経過ばかり気になって作業に集中することが難しくなります。時間の把握を楽にするために、こうしたツールをぜひ役立ててみてください。

2007年11月9日金曜日

ブログタイトルを変更

本日から、ブログのタイトルを「発達障害のためのライフハック」にしました。これからちょくちょく関連情報をアップしていきたいと思います。よろしくお願いします。

2007年11月3日土曜日

レオナルド・ダビンチの絵画


the drawings of Leonard da Vinci
http://www.drawingsofleonardo.org/

ダビンチはアスペルガー症候群だった、という話は何が元ネタなのか残念ながら知らないのですが、いろいろなところで耳にします。上記のサイトでは、彼の手帳の中に記録されていた絵(というか詳細な観察図や図面)がまとめられています。驚くほど精緻な図ばかりです。こうしてみると、彼が特有のこだわりを持つアスペルガー症候群だ、という物言いも信じられる気がします。

2007年10月29日月曜日

Sicence Dailyで最新のAutism研究を知る

Sceience Daily - Mind & Brain - Autism
http://www.sciencedaily.com/news/mind_brain/autism/

英語ですが、最新の研究成果をわかりやすい一般的な話題と絡めて紹介しています。最近の話題だと、「レインマン・マウス(自閉症のモデルマウス)」や「自閉症の症状は青年期にはいると軽減するという大規模調査結果」などが紹介されています。今後ここでも時折紹介していこうかなと思っています。

2007年10月25日木曜日

「Science」の要約を日本語で

偶然見つけたんですが、こんなページあったんですね。リコーの中の人がサイエンスのアブストラクトを日本語訳してウェブに掲載されているようです。サイエンス誌上にも自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群関連の話題が掲載されることがありますから、要チェックですね。

AbstractClub - 英文技術専門誌の論文・記事の和文要約
http://www.ricoh.co.jp/abs_club/Science_f/

相手を怒らせずにパソコン操作手順を説明する方法

パソコン操作の説明は、説明する方もされる方もイライラの溜まりやすい行為のひとつです。説明する方からすれば、日頃慣れ切って当たり前になっている動作や用語を話すときに、相手が知らないだろう、ひっかかるだろうと思われる部分を想像して、わかりやすい言葉に変えるという面倒なことをせねばなりません。相手の気持ちを推測するのが苦手な人には拷問的作業です。しかも操作方法でひっかかるところは誰でも同じなのか、いろんな人に同じ質問を受けることもしばしばです。

説明する方にしてみれば、つい「あれをああして」とか曖昧な言葉が多くなりますが、聞く方にしてみれば、「使い方がわからんから聞いているのに、なんやこいつは?喧嘩売ってんのか!」とまたイライラ。馬鹿にされているような気持ちにもなります。

手軽にデスクトップ上の操作を録画できる動画キャプチャーソフト「Jing」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/08/09/jing.html

そんなときは、上記のソフトを使ってみてはいかがでしょうか。パソコンの操作画面を録画してくれるフリーソフトです。

一度、説明のついでに録画しておけば、後から再び同じ質問を受けたときに、録画した操作シーケンスの動画を見せればよいので、とても便利。言葉ではわかりにくい説明も、具体的な操作手順をつぶさに見てもらえば、ぐっとわかりやすくなります。

発達障害のある人に、ワープロソフトやペイントソフトなどパソコンのソフトを使ってもらっていますが、そんなときの教材作りにも大変便利です。

アスペルガー症候群の天才プログラマー

早熟の天才プログラマ、ブラム・コーヘン BitTorrent、立ち上がる商業P2Pネットワーク(前編)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200710/24/bit.html


あのBitTorrentのメカニズムを開発した若き天才プログラマーはアスペルガー症候群(自己診断で、医師からの診断を受けているわけではないみたいですが)だそうです。子どもの頃からのこだわり、大学をドロップアウト、バイトを即クビになった経験などなど、生育歴も少し書いてあります。彼のプログラミングの才能と、そこに有能なビジネスマンとの出会いというセレンディピティが成功を導いたんですね。

2007年10月24日水曜日

フリーシンボルまとめ

特殊教育の分野で、一般に「シンボル」と呼ばれているアイコン画像があります。これはいろんな場面で便利です。本来は自閉症スペクトラム障害の子どもとのコミュニケーションなどの目的のために作られたものですが、私たちにとっても便利に使えます。そのうち工夫を紹介したいと思いますが、まずはネット上で、フリーで入手可能なシンボルをまとめてみました。

Imagine Symbols
http://imaginesymbols.com/home.htm
英語サイトですが、4000ものシンボルが公開されています。登録すればダウンロード可能です。

「コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則(JIS T0103)」に収載されている絵記号例の公開無償ダウンロード
http://kyoyohin.org/06_accessible/060100_jis.php
PICシンボルと呼ばれる動作や事物の絵記号が200個くらい。

障害児教育支援機器情報
http://homepage3.nifty.com/sienkiki/
カラーのシンボルが100個以上公開されています。

とりあえず。

2007年10月22日月曜日

手書き式コミュニケーションで相互理解を促進



電話や口頭でのおしゃべりって、後になってみると、お互いの理解が思い切りズレていたことがわかった、なんてことがありませんか?口頭の文は主語や述語も省略されていたり、そもそも出てくる単語や事実関係が間違っていたり適当だったりするので、当然と言えば当然です。

相当、相手の言外の意図を読んだり、現在の相手と自分の立場、そしてそれを取り巻く他の人を含めた状況まで合わせて理解できる人(いわゆる「空気を読める人」)じゃないと、結果として口頭でちゃんとした意思疎通ができた、というのは難しいのではと思うことがあります。

とはいえメールの文章だけで複雑な案件について話し合うのは時間の無駄と考える人が多いのか「やっぱり電話で話しましょう or 説明してください」といわれることって多いですよね。実際のところ、口頭での会話なんて、相手のスタンスとか、ここまで行ったらアウトだけどこの辺はOKっぽいとか、場の雰囲気をやりとりしているだけみたいなもの(←世の中ではそれが一番重視されているのかもしれません)なので、相手の気持ちを読めない人間にとっては混乱を呼ぶだけとも言えます。

混乱を解消する方法として、お互いの発言や伝えたい意図のイメージを、とりあえず簡単にでいいので、紙の上に書きながら進めていく、という方法がおすすめです。

会議ではホワイトボードを使ってみんなの意見などを書き出しながら議論を進行させることがありますが、あれを二人とか少人数の時でもやるのです。矢印や丸囲み、ヘタクソなイラストなんかを交えながら、議論の内容がお互いの目に見えるように書き進めていくのです。何を話しているのかを一覧しながら会話を進められるので、確実に誤解は少なく、理解は深くなります。

私の場合は、ここで作ったメモを、その日の日付と時間を書き込んで保存しておきます。目上の人との話し合いの場合は日付を書き込んで自分で保存、部下との話し合いだった場合は、その紙はそのまま指示書として渡してしまいます(自分にとっても必要だと思ったときには、紙をコピーするなりスキャンするなりして保存しておきます。あらかじめ紙の裏にカーボン紙と新しい紙を入れておけばコピーする手間も不要)。

次に同じテーマの話をするときにはその紙を持ち寄れば、前回話した内容をお互い即座に思い出せますし、書き足すなり、参照しながら新たな紙にまた書くなりすれば、議論が繰り返しになることもありません。

だいたい、会議の時に書記係に漫然と付けられた議事録なんてロクに見返しません(笑)。それに、他人が書いたものなので、自分の頭にはすんなり入りにくいところがあります。

その点「自分で書く」、または「人が手書きしているのを目にする」と、「あのときあんなこと描きながらあの話をしたなぁ」というエピソードが記憶に残ります。エピソードとして覚えていることがらを頼りに、後になってもしっかりした記憶がよみがえってくるという仕掛けです。

Sketchcast
http://www.sketchcast.com/

上記はウェブ上で音声と手書きの作業動画を記録して公開できるサイトです。これはナイスアイデア。複数の人に何度も同じ説明をしなくちゃいけないときや、この手書き会議法をリアルタイムで記録したいときなんかに有効かもしれませんね。

服装のTPOは難しい


Dress Code Guide
http://www.dresscodeguide.com/

いわゆる「ドレスコード」って難しくないですか?上記のサイト(←百式さん経由で知りました)では、パーティなどの集まりに「フォーマルな服装でお越しください」といわれたときに、具体的にはどんな服装で行けばよいのかを教えてくれます。カナダとアメリカ、イギリスだけですが、国ごとの「フォーマル」と「セミ・フォーマル」の違いを教えてくれたり。日本にもこんなサイトがあればいいですよね。

でも日本の場合、冠婚葬祭なら服装の礼儀がかっちり決まっているのでまあOK。問題はその他のパーティなどです。主催者から「全然ラフな格好でいいから、気楽に来てね」と言われたのを真に受けて、超気楽な格好で出かけていったら、実際はみんなきっちりお洒落して来ていた、なんてことがありますね。逆もまた真なり。

この「本音と建前」というのがあるから難しい…(この場合の正解は「主催者の言い分だけじゃなくて、ほかの参加者にもどんな服装で行くかを確認しておく。ほかの参加者に知り合いがいないなら、その旨きちんと主催者に伝えて、正直なところほかの参加者がどんな服装でやって来そうかを主催者に教えてもらう」ですかね)。

2007年10月19日金曜日

トイレでもう困らない?


高齢者・障害者配慮設計指針—公共トイレにおける便房内操作部の形状,色,配置及び器具の配置
http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/Com/FlowControl.jsp?lang=jp&bunsyoId=JIS+S+0026%3A2007&dantaiCd=JIS&status=1&pageNo=0

公共トイレに入ったら混乱してしまうことがあるのは僕だけでしょうか。流すスイッチがボタンだったりレバーだったり、そのスイッチが場所もまちまちだったり。たまに焦ります。これからは公共トイレの操作体系が統一されるみたいですね。特に視覚に障害のある人にはわかりやすくなるのではないでしょうか。

2007年10月18日木曜日

落とし物を発見するキーホルダー


コスモテクニカ、落とし物を音で発見する電子機器セット
http://www.nikkei.co.jp/newpro/news/20071010e000y05810.html

僕はケータイや財布など、しょっちゅう落とし物やなくしものをするのですが、こういうのがあったら改善するでしょうか。

大学の授業のビデオ公開


大学の授業のビデオストリーミング公開って、結構進んでいるんですね。最近、UCバークレーがYouTubeで授業を公開して話題を呼びましたが、実は日本の大学も授業ビデオを公開しています。連絡会まで作っているそうです。東大はもちろん登録されていますが、京大や同志社など関西の大学が多いです。

UCBerkeley、YouTubeで授業公開
http://jp.youtube.com/ucberkeley

日本OCWコンソーシアム
http://www.jocw.jp/index_j.htm

発達障害のある人では、その障害のために、授業に毎回通うことが難しかったり、授業に参加してもその場で内容を効率よく理解することが難しかったりします。そのため一般の大学にはなかなか通いにくく、通信課程を選んでいる人も少なからずいるようです。

大学進学を考えている発達障害の人は、こうしたサービスで大学の雰囲気をまずつかんでみてはどうでしょうか。

現在は通信教育課程ときっちり切り分けられているので無理ですが、将来大学に足を運ばなくても、こういうサービスで単位が認定されるようになるといいですね。

2007年10月11日木曜日

予定の管理とOGGSync

みなさんは予定の管理をどうしておられますか。私は予定の管理には手帳は余り使わず、もっぱらパソコンと携帯電話(SoftbankのX01HTという機種)を使って管理しています。

とはいえマシンごとに予定が錯綜して混乱しないように、MacOSXで「
MissingSync
」というソフトを使い、iCalの予定をX01HTと同期しています。また、iCalの予定は「Spanning Sync」というソフトでGoogleカレンダーと同期しています。このように、Googleカレンダーを中心に、WindowsやMacや携帯電話など、いろいろな環境で同じ予定表を閲覧しています。

本日「OGGSync」というソフトを使ってみました。GoogleカレンダーとX01HTの予定表を、X01HT単体で同期することができるソフトです。

こちらの方がMissingSyncでの予定同期よりはるかにラクチンですね。Macに接続しなくても、電車の中でもどこででも最新の予定と同期できるというのが素晴らしい。

これまで外出先で予定を確認する時は、以前Blogにも書いたようにGoogleモバイルやhttp://www.yamamoworks.net/gcmg/のサービスを使わせてもらったりしていましたが、閲覧するまでにネット経由ゆえの時間がかかることが気になっていました。


OGGSyncで同期しておけば、最新の予定を見たいときには必ずネットに接続する必要がある、という制約から解放されるので、ストレスや混乱が減りそうです。

OGGSync、無料版ではひとつのカレンダーしか同期できませんが、有料版では複数のカレンダーも同期できますし、時間指定して定期的に予定を同期する機能があります。過去・未来で何日分の予定を同期するかも当然指定可能ですし、こうなると、いちいちデスクトップに接続して同期を取る作業がいらなくなってきますね。ますます携帯だけで何でもできるようになって来ました。

2007年10月4日木曜日

世田谷区の精神・発達障害就労支援

精神障害者保健福祉手帳(2級)を持っている人とそうでない人がいます。うつなどの精神障害で取った人もいれば、住んでいる場所によりますが運良くアスペルガー症候群で取れた人もいるでしょう。

手帳があれば、福祉就労以外にも、障害者雇用の枠で一般企業に就労するというやり方があります。しかし世田谷区の就労支援センター「しごとねっと」では手帳が無くても就労相談などの支援が受けられるんですね。素敵です。ウェブを見ると精神障害しか支援を受けられないように見受けられますが、以下の記事を読むと、発達障害や高次脳機能障害の相談実績もあるそうです。

精神障害者 就労支援セミナーの話題から
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2750dir/n2750_03.htm

2007年7月17日火曜日

Googleマップに望みのルートを表示する















以下のサイトを使うと、
地図画面をクリックしていくだけで、Googleマップ上にクリックで線が引けます。任意のルートを表示して、駅からの道順などを示す地図を自分で作れます。適当に道順を弾き終わった後は、「save」ボタンを押せば、その道順が表示された地図を表示するためのURLを教えてくれます。 待ち合わせ場所までのルート表示など、ちょっとした経路の共有にも便利ですね。表示している地図は、上記のサイトで「渋谷駅のハチ公前から、109前までの道順」を作成してみたものです。実際に地図にアクセスするには、以下のURLをクリックしてください。


Google Maps Line Saver
http://www.zuzara.com/pub/gmap/


最近は、Googleマップに「マイマップ」というサービスが開始されたので、本家Googleマップでも比較的簡単に独自のルートを表示できるようになりました。本家よりももっとお手軽に追加したいときには上記のサイト、もっと凝った地図を作りたいときには本家、というように使い分けると良いと思います。本家の使い方は、いろいろと解説しているサイトがたくさんあります。例えばココとか。

この手のマップ、便利なのでネットでもどんどん活用されていますね。学校や職場の場面でも、発達障害のある人にわかりやすい道順案内作りにも使えます。無料で使えるサービスなので、ぜひ便利に活用してみてください。

<メモ>

以下は多少専門的な知識が必要になりますが、自分のウェブページやブログにGoogleマップを追加するためのスクリプトをはき出してくれるサービスです。

Google Maps簡単作成ツール:GMapCreator
http://www.geekpage.jp/web/google-maps-api/gmapcreator/

2007年7月16日月曜日

Googleカレンダーに携帯から予定を追加

Google Calendar Mobile Gateway
http://www.yamamoworks.net/cs/blogs/yamamo/archive/2007/01/31/gcmg-renewal.aspx

いやーすごい便利。GoogleMobileからは「予定が追加できない」のと「表示される予定の範囲を設定できない」のがどうにも使えなかったので。このゲートウェイを通すことで、携帯からもGoogleカレンダーのほとんどの機能が使えます。

2007年3月2日金曜日

仕事中の注意散漫を避けるために

作業中アプリ以外のアプリを隠すソフト for Mac & Win
http://journal.mycom.co.jp/column/lifehack/020/

AD/HD向け。ほんとうは一番おすすめは、「自分で決めた特定の時間にしかウェブブラウザとメールソフトを立ち上げない」というlifehackがありますが、それが叶わぬあなたに。

2007年2月9日金曜日

とりあえずテスト

bloggerに投げてみる。